薬膳の勉強。何から始めればいいかわからないあなたへ。

学べる!薬膳コラム

最近薬膳に興味があって…。
勉強してみたいけど、一体なにから始めればいいのかわからないんだよね。

そう思っているあなたの疑問にお答えします。

 

 

【本記事の内容】
・薬膳とはそもそもどんな学問か
・薬膳料理を作るまでの流れ
・薬膳をふだんの料理に活かすために必要な知識

 

【本記事の著者について】
・管理栄養士、中医薬膳師の資格を持ち、国際薬膳師をめざし受験予定(今年はコロナで断念…)
・薬膳の勉強歴は約3年。
・薬膳を独学で学び始め、通信講座で薬膳アドバイザーを取得。
その後、本草薬膳学院にて中医薬膳師を取得し、国際薬膳師をめざして勉強中。

 

私自身が独学で学び始め、いろんな学び方を経験してきました。
そのときに感じたことを含めて、薬膳の学びに必要なことをお伝えしていけたらと思っています。

 

まずは、薬膳に興味を持ったばかりの初心者さんに向けて、薬膳の基本からお伝えしていきます。

 

今回はちょっと堅苦しいですが、最初に知っておいてほしいと思って書いています。お付き合いいただけると嬉しいです。
(薬膳ってそんなに簡単じゃないよーと気づけるかも?笑)

 

■薬膳ってそもそも何?

薬膳は流行の健康法のひとつ、というイメージを持っていませんか?
実は、何千年という長い歴史を持った学問で、理論に基づいた食事なのです。
薬膳を学ぶということは、その理論を学ぶことから始まります。

 

中医学を用いた治療法のひとつ

薬膳は中国の伝統医学(中医学)に基づいた治療法のひとつです。
伝統医学と聞いてもピンとこないかもしれませんが、中医学は何千年も前に生まれた学問のこと。
今でも参考にする古典の中には、紀元前のものもあるくらいです。

 

つまり、精密な機械などない時代にできた学問なので、人々はあらゆる方法を使って患者をよく診察し、病気を治す方法を見つけてきました。

 

そのときの思想や治療法が長い歴史の中で磨かれ淘汰されながら、日本でいう漢方(お薬による治療)や薬膳料理、鍼の治療に生かされています。

 

体質や症状、季節や体調に合わせてつくる食事

薬膳と聞くと、おいしくない薬のような料理、というイメージもあるかもしれません。
たしかに、もともとは「治療を目的とした中薬が入った料理」を薬膳と呼んでいました。

 

しかし、今は中薬を用いなくても、「健康維持や病気の予防・治療の効果がある食事」は薬膳と呼ばれています。

 

つまり、身近な料理でも、それが私たちの体質や体調、季節に合っていれば「薬膳」になるです。

「中薬とは、お薬に用いるために、天然の素材(植物や動物など)を加工したものだよ」

例えば、暑い夏に体を冷やす夏野菜をたっぷりと食べる。これも薬膳になるのですね。
薬膳はまずい料理ではなく、根拠がある料理なのです。

 

薬膳を作れるようになるまで

「薬膳を勉強したい」のは、「薬膳料理を作れるようになりたい」「お料理を通じて健康になりたい」という願いがあるからだと思います。

 

ということで、薬膳料理を作るまでの大まかな流れを知っておきましょう。

 

薬膳料理ができるまで

簡単にいうと、薬膳とはひとりひとりに合わせたオーダーメイドな食事です。
つまり、その人の体調や体質を知ることから始まります。

 

症状を見て分析し、どんな治療方法がいいかを決めて、その人に合った料理をつくる。

というのが、大まかな流れです。

 

これを専門用語で【弁証論治】といいます。
そう、薬膳料理を作るとは、「弁証論治」ができることなのです。

弁証論治について語るととても長くなるので、薬膳は人に合わせて作るもの、ということだけ頭に入れておいてください。

 

薬膳料理を作るために必要な知識

ここまで読んでわかったと思いますが、薬膳を学ぶには中医学の考え方がとても大事になってきます。
ただし、中医学はかなり独特です。

 

今までの学びが一切通用しない、と言っても過言ではないくらい、世界観がまるで違うのです。笑
なので、薬膳を作るためには、必要な知識が意外と多くあります。

 

具体的には、

・中医学独特の哲学的思想
・中医学の基本的な用語
・症状から体質を見極める力
・食材の知識と組み立て方

などがあります。

 

中医学独特の哲学的思想

中医学は「整体観」「陰陽学説」「五行説」などという、古代哲学の思想がもとになっています。
この考え方がベースにある、ということをまずは知っておく必要があります。

 

堅苦しい言葉ですが、「整体観」とは全体をひとつと捉える考え方です。
西洋医学では個々の部位をミクロでみていきますが、東洋医学は全体の繋がりを大切にする、という感じです。

 

これらの考えは、別記事で話しているので参考にしてください。

 

 

中医学の基本的な用語

五臓六腑、気血津液、病因などは、中医学を学んで始めて聞く言葉であり、最初に必要な知識です。
こちらも、別記事で書いていますので、知りたい方は読んでください。

 

 

食材辞典でも当たり前のように、五臓や気血津液が登場するので、最初におさえておかないとつまづきます。

 

症状から体質を見極める力

体に現れるいろんな症状を見て、「証」を見極める力。

 

しかし、最初はすごく難しいですし、最初からここをマスターと思うと嫌になります。笑
私もいまだに教科書を開きながらやっています。

 

なので、体質を見極める力はやりながら覚えること。
基本となる体質の特徴から覚えたあと、身近な人を観察して少しずつ身につけることが大切かなと思います。

 

食材の知識と組み立て方

もうひとつ、薬膳に欠かせないのが「食材の知識」です。
これは、薬膳辞典などを参考に覚えていきます。

 

食材の知識も、使わないと覚えません。今日の料理に使った食材は、どんな効能があるんだろう?と考えて日々使っていくことが大切ですね。
食材の覚え方についても、近々まとめようと思っています。

 

まとめ:薬膳は知らない知識がたくさん!!

薬膳を学ぼうとすると、初めて触れる言葉ばかりで戸惑うと思います。
しかし、一度その概念や言葉に慣れてしまうと、あとは前に進んでいくだけです。

 

実は一度慣れると、すごく活用しやすいのも「薬膳」なんです。

 

私の実感でいうと、栄養学のほうが難しい。
というのも、数字や栄養素、メカニズムの話など栄養学はけっこう細かいんですよね。
なので、栄養学を実生活に落とし込むことはなかなかできませんでした。

 

一方で、薬膳はすごくおおらか。
栄養学で、あの成分がこうなってああなって…とかいう話が、
「気の巡りが悪い」というひとことで済んだりするのです。笑

 

そう、実は薬膳はすごくシンプル。
なので、最初だけ少しがんばって、その世界観に慣れるときっと生活の助けになります。

 

興味を持ったらぜひ、一歩踏み出してみてください。

 

⇒おすすめの記事

・薬膳や世界観を楽しめる本5選

・薬膳が学べる料理本

・薬膳を初めて学ぶ人におすすめの4冊

 

 



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