【五臓・脾の基本④】脾をいたわる養生のポイントと食材リスト

五臓

 

脾はとてもとても大切な臓腑。
脾をいたわる食事をすれば、それだけで養生はほぼ合格!!
と言っても過言ではありません。笑

 

では、いったい何をすればいいのでしょう?

 

「脾が嫌うことをやめればいい」
実はシンプルにこれだけなんです。
では、脾が嫌いなことってなんでしょう?

 

それは、冷たいもの、甘すぎるもの、油っこいもの、味の濃いもの
この4つです。 

 

ちょっと控えめに… 

 

もし、もしも本当に体の調子を整えようと思うならば、徹底的に上の4つを避けてください。
それだけで、調子がよくなるはずです。
まずは騙されたと思ってやってみてくださいね。 

 

今日はさらに踏み込んで、もっと具体的な「脾」の食養生をお伝えします。

脾の働きをよくする薬膳とは?

まず最初に考えることは、「脾気を補う、脾を元気にする」です。
これが、基本中の基本!! 

 

脾気の「気」とは“働きやパワー”と思ってもらえればいいかな。
つまり「脾気を補う」とは、“脾の働きを良くする食材”ということになります。  

 

脾気を補うほか、以下のポイントに気をつけていきます。

≪脾をいたわる養生ポイント≫
・脾気を補う
・温かい料理
・湿をためこみにくいもの、湿をとってくれるもの  
・消化に良いもの、消化を促すもの 
・巡りを良くするもの


この5つのポイントを意識して養生していきましょう。
では、詳しくみていきますね。

脾を補い、脾を元気にする

お米、芋類、しいたけ、キャベツ、ブロッコリー、かぼちゃ、いんげん、肉類、魚類などがあります。 

お米や芋類などのエネルギー源、お肉などのたんぱく質、胃腸に優しいお野菜、といったところでしょうか。 

 

温かい料理

脾は温かいところを好みます。
冷たいものが苦手なので、基本的には加熱したもの、そうでなくても常温以上のものが理想。 

 

西洋医学的にみても、消化液が活発に働くのは、体温以上のときだそうです。
冷たいものを飲むだけで、内臓の温度は一気に下がりますよね。 

 

また、体を温める温性や熱性の食材を組み合わせるのも手。
生姜、ネギ、大葉、鶏肉、羊肉、胡椒、山椒などがあります。

 

例えば、冷やす食材を使うときは、薬味や香辛料を使って、体を冷やさない工夫をするといいですね。
トマト、キュウリなどの瓜類(かぼちゃ以外)、冬だと大根やれんこんは体を冷やす食材です。
なので、薬味は常備することをおすすめします。 

 

α2.湿をためにくいもの、湿をとってくれるもの

脾は乾燥した状態を好むので、湿が苦手。
脂っこいもの、味の濃いもの、甘すぎるものは湿をためやすいので、あっさりした消化に良いものが良いです。 

 

揚げ物ばかりになっていないかな?味付けは濃くなってないかな?
とチェックする癖をつけるといいですね。

 

また、脾が弱ると水分代謝がうまくできません。
さらに、内臓までぽちゃぽちゃになってしまい、脾の働きは弱る一方です。 

 

むくみがちな人や、お腹がチャポチャポする人、舌の縁に歯型がつく人は、水分を溜め込みやすい体質。  

 

こういう方は、水はけをよくする食材がおすすめです。
豆類、はと麦、とうもろこし、冬瓜などがあります。
お豆は湿を解消する効果があるので、普段あまり食べない方は取り入れるといいですね。 

 

瓜類(かぼちゃ以外)も湿をとりますが、体を冷やすので薬味や香辛料をうまく合わせるといいですよ。 

 

α3.消化に良いもの、消化を促すもの

消化に良いものを食べる理由は、脾の負担を減らすためです。 

 

消化が滞ると、お腹が張りやすくガスもたまりやすいです。
また、便秘がひどくなったり、逆に下痢をしたりもします。  

 

特に気を付けたいのは、栄養をつけようとがんばって食べること。
精をつけるためにお肉!!とがつがつたべると、胃腸は疲れてしまいます。 

 

もし、脾の消化力が弱ってるなぁと感じるときは、消化を促進するものをあわせるのも手です。
大根、かぶ、オクラなどがあり、消食類といいます。

 

揚げ物や焼き魚に大根おろしが添えられていることがありますが、消化を促進する効果があるんですね。
冬の食卓は大根やかぶ、夏はオクラを添えてみてくださいね。 

 

α4.巡りをよくする

気の巡りをよくする食材をプラスすると、気を補う効果が高まると言われます。
また、消化促進や食欲増進の働きもあります。

食べるとすぐにもたれる人、いつも少ししか食べられない人は、巡りを良くする食材もプラスしてみてください。  

 

玉ねぎ、蕎麦、らっきょう、柑橘類、ジャスミン、えんどう豆などがあります。
焼き魚にかぼすやすだち、唐揚げにレモンを絞るように、柑橘類を普段の食卓に取り入れるといいですね。
また、食事のお供はジャスミン茶!というのも手軽でいいですね。

 

ということで、脾の食養生のポイントでした。

 

 

 

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