気虚度チェックは終わりましたか?
まだの方はこちら↓
今回は、「気虚証」について徹底的に解説します。
疲れやすい、カゼを引きやすい…と悩んでいる方は、
このページをぜひしっかりと読んでみてください!!
「気虚」ってなに?
「気虚」って「気が虚している」と書きますよね。
「虚している」って何?って思いませんでした?
「虚」とは辞書的には空っぽ・中身がない、という意味のようですが、
中医学的にいうと「不足している」という意味合いがあります。
つまり、「気虚」とは気が不足している状態です。
「気」はエネルギーのようなもので、
臓腑の働きには気のパワーが欠かせないんですよね。
なので、「気虚」になると、臓腑全体の機能が落ちてしまうんです。
気虚の主な症状
前回も書きましたが、
疲れやすい、息切れしやすい、声が小さい、カゼを引きやすい、軟便または下痢、胃もたれしやすい、暑くもないのに汗が出る、顔色が悪い、
などの症状があります。
その中でも、
一番の特徴は「疲れやすい」ことです。
症状について詳しく知りたい方は、こちらを読んでみてください。
気虚になると、どんな影響が出るの?
気虚とは、臓腑機能が落ちている状態です。
臓腑は、体を動かす源みたいなものですよね。
自動車に例えると、それぞれのパーツみたいなものです。
パーツを整備しないまま使うと、どんどん劣化していき100%のコンディションで走ることができません。
人間も同じ。
パーツ(臓腑)が劣化する(弱る)と、体の機能すべてに影響します。
例えば、脾は食べものを消化して、体に必要な物質「気・血・津液」などを作り出します。
しかし、脾が弱って「脾気虚」になると、気どころか血まで不足がちになるのです。
さらに、「気」には体を温める働きがあるため、気虚が進行すると冷えやすくなります。
体が冷えるとどうなると思いますか?
冬に車のエンジンをかけても、すぐには走れないですよね。
(温まるまで、なんかランプがついてません?)
ヒトも体が冷えた状態ではうまく働けません。
すると、臓腑の機能はさ・ら・に落ちていくのです。
悪循環ですよね~。
気虚が不調の原因になってること、本当に多いんですよ。
お客様にも、まずは気虚から改善してもらうことが多いです。
「気虚証」の原因は?
気虚の原因は、単純に2つだけ!
1.気が作れない、2.気を消耗している
シンプルですよね。
1.気が作れないのは、虚弱体質や食事の不摂生です。
ジャンクフードなど胃腸の負担になる食事を続けていると、
脾が弱って栄養をとり込めなくなります。
また、単純に気を補うものをとっていなくても不足しますね。
2.気の消耗は、体力的、精神的なことが原因になります。
例えば過労。働きすぎは気を消耗しちゃいますね。
そして、実は精神的なものも影響するんです。
体と心は繋がっていますからね~。
中医学では「七情」といって過度の感情は臓腑機能を弱らせるといわれるんです。
落ち込みすぎ、悩みすぎなど、感情の起伏が激しくないかぜひ振り返ってみてくださいね。
食事で気虚対策をしよう!
ここは「薬膳を学ぶ」サイトなので、まずは食事の話からしていきましょー。
食べもののチカラはすごいですよ。
「食べものには力がある」と思って食べるのと、
な~んにも考えずに食べるのとでは、効果が違ってきます。
ぜひ、食べものに感謝をして食べてくださいね!!
では、具体的に何をするかというと、
「足りないなら補う」
まずはコレです!
気を補う
薬膳では、気を補う食材があります。
専門用語では、補気(ほき)といいます。
≪補気の食材≫
気を補うものは、脾の働きを整えるものが多いんです。
脾が元気だと、結果的にほかの栄養も取り込みやすくなりますよね。
▼「脾ってなに?」って思った方はこちら
なので、補気を中心に献立を組み合わせるのがおすすめです。
ごはんを中心に、お肉やお魚をしっかりと食べるのが基本ですね。
ただし、補気の食材はもたれやすいです。
なので、気の巡りをよくする食材を使って、胃もたれを防ぎます。
気の巡りをよくする食材は理気(りき)と言います。
≪理気の食材≫
香りが良いものが多く、食が進むイメージがないですか?
ストレス解消などに使われるような食材なので、嫌いなものを食べても効果は薄いと思います。笑
好きな香りのものを使うといいですね。
脾をいたわる
栄養をとりこむためには、「脾」が弱っているのは論外です。苦笑
しかし、日本人は結構「脾」を弱らせることをしてるんですよねぇ。
食欲がない、手足がだるい、食後にお腹が張りやすい、軟便または下痢、ぽっちゃりむくみ体型、またはやせ型
という人は、「脾」が弱った脾気虚の可能性があります。
脾をいたわれば、すぐに調子がよくなるかもしれませんよ。
そのためには、脾が嫌いなことを避け、脾が好きなことをしてあげましょ。
≪脾が嫌いなもの≫
↑おいしいですよねぇ。笑
でも、お腹は疲れていますね…。
≪脾が好きなもの≫
↑結局、こういうのがいいのよね。笑
野菜をとろうとしたり、酵素がいいからという理由で、サラダを食べている人も多いかもしれません。
が、薬膳的にいうと、生より加熱したものがベター。
特に、「気虚」タイプは生ものを避けたほうがいいですね。
サラダよりスープがいいね!
このサイトでも、気虚向きのレシピをご提案していきたいと思っています。
まだまだ載せれそうにないので、今回紹介した食材を組み合わせて、
ぜひご自分で作ってみてくださいねー!
気虚の過ごし方
食事だけではなく、過ごし方もすっごく大切です。
自分の生活を見直して、暮らし全体から整えていきましょう。
とにかく休め!
あまりにも当たり前のことを言いますが、
疲れているなら休んでください。
夜遅くまで起きてしまう人は、ぜひ早寝早起きを心がけてくださいね。
考えすぎない、なんとかなるさ精神で!
思い悩んだり、落ち込みすぎたり…。
こんな感情は、臓腑を傷つけてしまいます。
特に今は、情報が多くて感情が揺さぶられやすいです。
考えすぎてしまうなら、情報をシャットアウトするのも手です。
また、軽く散歩をするなど、自分が気分転換できることを見つけておくのも大事です。
私の場合、料理が気分転換になることは多いですね。
子供が寝ているときなどに、無音で料理をすると落ち着きます。笑
しっかり呼吸をする
「気」が不足している気虚タイプ。
そもそも、気が何から作られているか知ってますか?
生まれ持ったもの、食べもの、そして「呼吸」です。
呼吸ってね、結構みんなできてないんですよね。
深い呼吸をできていない人がすごく多い。
だから、深い呼吸をする習慣を身につけるのがおすすめです。
ヨガもいいですし、個人的におすすめは「ラジオ体操」です!!
私は、毎朝子どもとやってますよー。笑
まとめ
「気虚」について徹底的にお話してみました。
簡単にまとめると、こんな感じ↓
・気虚の原因は、「気の不足」と「気の消耗」
・食事でできることは、気を補うこと。脾をいたわることも忘れずに。
・ゆっくり休んで、考えすぎず、しっかり呼吸してね。
気虚さんが、少しでも元気になりますよーに!
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コメント
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