こんにちは!
薬膳ライフアドバイザーのchikaです。
私にとっての当たり前が、みんなにとって当たり前じゃない。
先日、そんなお話をさせてもらいました。
そんな私が今のお仕事をさせていただいて感じていることは、私は人より「食」のことに詳しいんだってこと。笑
もう15年くらい(いや、もっと?)、食の世界に浸ってきたので見えなくなっておりました。笑
ということで、意外と知られていない、でも知っててほしい食材や調味料のことを、ときどき取り上げてみようかな〜と思っております。
今日のテーマは醤油!!
「濃口醤油と薄口醤油の違い」です。
薄口醤油が味が薄いと思っていませんか?違いますよ〜。
ではいきます!
濃口醤油より薄口醤油の方が塩分量が多い
実は、濃口醤油より薄口醤油の方がしょっぱいのです!
なぜなら、塩分量が2%ほど高いから。
薄口醤油は、塩分を増やすことで醤油の熟成を抑えているんです。
だから醤油の色が濃くならず、味わいも濃口に比べて淡白。
「濃」「薄」というのは味ではなく、色のこと!
この名前ちょっとややこしいからやめてほしいですよね〜。笑
しょっぱさでいうと、濃口<薄口 ということですね!
濃口醤油 | 薄口醤油 | |
色 | 濃い | 薄い |
塩分量 | 16〜17% | 18〜19% |
味 | コクがある | あっさり |
濃口醤油と薄口醤油の使い分けは?
では、2つの醤油ってどんな風に使い分けたらいいんでしょう?
ポイントは「色」と「風味」です。
濃口醤油はコクを出したいときに
煮物や照り焼きなど、醤油の風味をしっかり出したい時、色がついてもOKな時におすすめです。
醤油といえば、濃口のイメージを持ってる人も多いのでは?
薄口醤油はあっさり仕上げたい時に
薄口醤油は、色はあまりつけたくない時、あっさりした味わいを目指したい時に使います。
お吸い物とか茶碗蒸しとか、さっぱりとした煮物なんかにも使います。
関西では薄口醤油がよく使われるイメージがありますね。
ちなみに、春の薬膳では、こちらの蕎麦で薄口醤油を使っていました。
醤油の風味を出したいわけではなく、どちらかというと塩っぽい味付けを目指していました。
でもお塩だけじゃ角が強くなる気がして、醤油でまろやかさと風味をほんの少し足した感じ。
お吸い物も、お塩と薄口醤油を入れますよね。
ちなみに…九州人は甘めが好み?
長崎ではさらに甘めな「甘口」なんかもあります。
鹿児島の醤油も甘いと言われますし、九州人は関東の醤油がしょっぱくてちょっと苦手かも。笑
濃口醤油と薄口醤油の違いを知って、上手に使い分けよう!
もしかすると、薄口醤油を持ってない人もいるかもしれません。
色は薄くても味をしっかりつけられるので、あると意外と重宝します。
ぜひ使い分けてみてくださいね〜。では!
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