あなたの冷え性タイプは?薬膳的おすすめ食材と対策も知っておこう。

体質・お悩み別薬膳

 

なかなか治らない冷え性にお悩みではありません?
冷え性といっても、いろんなタイプがあります。
自分のタイプを知ることで、自分に合った冷え対策ができますよね。

筆者は薬膳師の資格を生かし、自分の冷えタイプから
冷え性改善に向けて取り組んでいます。

 

中医学では、「冬病夏治(とうびょうかち)」という言葉があり、
冬の病気は夏に治すという考え方があります。
つまり、冷え性を治すには夏から始めるのがおすすめ!なんです。

 

ということで本記事では、冷え性にお悩みの方に向けて、
「冷え性のタイプは?原因と対策も知っておこう」というテーマでお伝えします。

 

この時期を読むと

・自分の冷え性のタイプがわかる
・タイプ別の原因と対策がわかる

ようになります。

 

冷え性でお悩みの方、読み進めてみてくださいね!

冷え性になる原因って?

そもそも、冷え性が起こる原因はなんでしょうか?

 

ポイントは3つ。

・体を温める陽の気が十分にあるか
・外から体を冷やしていないか
・陽気がしっかり巡っているか

冷え性になる原因は、シンプルに考えるとこの3つです。

 

お気づきですか?
冷え性だからと、ひたすら外から温めればいいわけではありません。
体質によって適切な対策があるんです。

 

冷え性のタイプとは?

大きく分けると、3タイプあります。

・全身冷えタイプ
・末端冷えタイプ
・内臓冷えタイプ

です。

あなたはどれに当てはまりそうですか?

全身冷えタイプ(陽虚)

体の陽気が不足して、全身を温められないタイプです。
中医学の用語でいうと、「陽虚」に属します。

 

生まれつき虚弱だったり、病気の長期化、老化や過労などで陽気をつくれないのが原因です。

 

冷えを強く感じるのはこのタイプ。
寒がりで疲れやすく、むくみやすいのが特徴です。
水分代謝の働きが落ちるために、顔がむくみやすいんです。

 

体を温める食材がおすすめです。

かぼちゃ・玉ねぎ・ねぎ・しょうが・にんにく・唐辛子・ニラ・栗・くるみ・桃・さくらんぼ・鶏肉・鰻・海老・シナモン・フェンネル・八角など

 

冬にとれる根菜類は体を温めるイメージがあるかもしれませんが、
薬膳の分類では意外と冷やすものが多いんです。

ごぼう、大根、れんこんなどは実は冷やす食材に分類されているんですよ。

また、夏の食材でいうと桃は体を温めます。
冷やす食材が多い夏に貴重な果物なので、覚えておくといいですね。

末端冷えタイプ

血行が悪くなると、血液が届かない場所で冷えます。
中医学ではこの状態を「瘀血」といいます。

 

瘀血になる原因は2通り。

・気滞(気の巡りが悪い)
・血虚(血が不足している)

です。

気滞による冷え

「気滞」とは気の巡りが悪い状態です。
ストレスなど精神的に負荷がかかったり、気の不足によって巡りが悪くなります。

 

なぜ、気の巡りが悪いと瘀血になるか?
それは、気と血は一緒に巡ってるからです。

 

イライラしやすかったり、ため息が多い人はストレスを疑うといいですね。
自立神経失調症の患者さんは、このタイプの冷えが多いそうです。

 

気滞による冷えは、気の巡りをよくするものがおすすめです。

そば・玉ねぎ・大根・ねぎ・生姜・ニラ・みかん・オレンジ・レモン・ジャスミンなど

このタイプは、舌は赤い(熱をもっている)のに、末端は冷えるということがあります。
熱が体の中にこもると、巡りが悪くなるためです。

なので、ひどく温めようとせず巡らせることに重点を置いてください。

また、温かい環境で巡りがよくなるといわれます。
冷たいサラダではなく、加熱したお料理にしてくださいね。

 

気滞については、こちらでもまとめています↓

 

血虚による冷え

経血で常に血を失う女性は、血虚タイプも多いと思います。

 

過度のダイエットや胃腸の弱り、病後や産後などで血不足になると、流れる血量が少なくなります。

 

血量が少ないと温かさを維持できず、冷えやすくなります。
すると、冷えによって気血は巡らず、末端の冷えがさらに悪化するんです。

 

めまいや不眠、舌や爪の色が淡く白っぽい、髪や肌につやがない、しびれやすい、生理が遅れがち、経血に血の塊がある、などの症状がある人は、
血虚により血の巡りが悪くなっている可能性があります。

このタイプは血を補い、血の流れをよくする食材がおすすめです。

穀類、かぼちゃ、いも類、レバー、鶏肉、ライチ、ぶどう、落花生、ニラ、酒、酢など

 

血を補うために、気を補うことで効果を高めることができます。
穀類やかぼちゃ、イモ類は気を補う食材です。

 

ちなみに、血虚対策はこちらで詳しく書いています。

 

内臓冷えタイプ

冷たいもののとりすぎ、冷房が効いた部屋にいる、日光に当たらない…など外からの冷えが原因になり、内臓に直接冷えが侵入するタイプです。

内臓が冷えて下痢や腹痛を起こしたり、腰の冷えも目立ちます。
お腹を触ってひんやりしていたら、内臓が冷えています。

 

このタイプは、慢性的な冷え症ではないので、寒さを散らして温めてあげると回復は早いです。

おすすめの食材は

ねぎ・生姜・にんにく・唐辛子・パクチー・ししとう・鶏肉・羊肉・シナモン・酒など

 

冷たいもの(サラダや生もの、アイスなど)を避け、温かいのものを食べてくださいね。
ちなみに、常温以下は冷たいと考えておいてください。

と考えると、意外と冷たいものは数多くあります…。
え、そんなことないよーって思った方こそ、こちらを読んでみてください(笑)

『あなたも気づいていない、実は口にしている冷たいもの』
こんにちは! 薬膳ライフアドバイザーのchikaです。   「がんばる女性」が、より楽しく、よりごきげんに過ごせるよう、 薬膳をベースにした情報を発信していま…

 

運動も忘れずに

巡りが悪いタイプは、筋肉量の不足や運動不足も原因になります。
デスクワークが多い方は、気づいたら足を動かしたり、肩を回したりすると良いでしょう。

 

また、熱の特性上、下半身が冷えやすいので足湯もおすすめです。
足裏は第二の心臓といわれ、冷えが侵入しやすい場所。夏でも靴下を履くといいですね。

 

外からの冷え対策も大切ですよね。

私はお腹が冷えやすいようで、冷たいものを口にするとすぐに調子が悪くなります…。
なので、夏でも冷えてきたなーと思ったら薄手の腹巻をしています。

汗をかいたあともお腹が冷えやすいので、夏でもこまめに汗を拭いておくといいと思います。

冷えにくい体を作るための習慣を、ブログでまとめています。
よかったらそちらも参考に^^

『【冷え性の人へ】暑い夏にやりたい5つの習慣。』
こんにちは!薬膳ライフアドバイザーのchikaです。  「がんばる女性」が、より楽しく、よりごきげんに過ごせるよう、 薬膳をベースにした役立つ情報を発信してい…

以上、「冷え性のタイプは?原因と対策も知っておこう」というテーマでお伝えしました。
ぜひ、夏のうちから冷え症対策を始めてくださいね!!

 

 

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