こんにちは!
薬膳ライフアドバイザーのchikaです。
今回のテーマは「パーム油」のことです。
パーム油の生産のために、森がどんどん失われているのをご存知でしょうか?
私はこの問題をうっすらと知ってはいたものの、何も行動できていませんでした。
というより、色々調べてみた今こそ、どう行動すればいいかさらに悩んでしまったといえるかも。
「パーム油をやめればいいんじゃない?」と簡単に考えていましたが、やめたところで持続可能な油脂の生産はできないかもしれない…。
この難しい問題をまずは「知る」ことが大事だと思い、解決策は見えませんがまとめてみることにしました。
パーム油の問題、あなたも一緒に考えてみませんか?
パーム油はスーパーで買える50%近くの商品に使われている
なんと、スーパーの約半数の商品にパーム油が使われているそうです!
この数値、すごくないですか!?
では、そもそもパーム油とはなんでしょうか?
パーム油とは、アブラヤシの果実を圧搾して生産される食用油のことです。
お菓子や調理済みの加工食品、スキンケア商品や化粧品など、もう本当にいろ〜んなものに使われています。
しかもその表示方法が厄介で、「パーム油」と書かれているものはほぼありません。
何百種類もの名称で表示されるので、どの商品に含まれるかわからないんですよね。
ちなみに、植物油脂やマーガリン、ショートニングと書かれているものはパーム油である可能性が高いです。
市販のお菓子や加工食品には、かなりの確率でこれらが書かれていると思います。
パーム油にいいイメージはないので、企業側もわざわざ「パーム油」と書くことはあまりないんですよね。
じゃあ、パーム油には一体どんな問題があるのでしょうか?
パーム油の生産でジャングルが破壊されている
パーム油の生産地はマレーシアやインドネシアなど、熱帯の地域です。
もちろんそこに住む人たちにとっては、お金になる作物なのでどんどん作りますよね。
その結果、天然林のジャングルはどんどん破壊され、先住民たちは追い出され、ゾウやオランウータンなどの野生動物は絶滅の危機にさらされています。
また、有害性の高い農薬や肥料を使って周辺を汚染したり、劣悪な労働環境や低賃金での労働も問題になっています。
でも使用量は右肩上がり。
1990年代から急速に伸びていて、今は大豆油を越して植物油脂の中でトップの生産量を占めています。
じゃあ、パーム油をやめればいいんじゃない?
それなら、パーム油をやめて別の油を使えばいいんじゃないかと思った人もいるかもしれません。
でも、パーム油がここまで広がった理由は、生産性の高さにあるんです。
例えば、パーム油と同じ量の油を大豆からとろうとすると、10倍もの面積が必要になります。
そのくらいパーム油は、少しの土地で大量の収穫ができるのです。
つまり、他の油に置き換えればいいという単純な話ではなく、置き換えればむしろマイナスになることさえあるってこと。
ってことで、今のところ環境に優しい現実味のある代用油は見つかっていないそうです。
私たちは何をすべき?
「じゃあどうすればいいんだ〜!!」という声が聞こえてきそうですね。笑
この話をすると長くなりそうなので、また次週お話ししようと思います。
まずは、パーム油の問題は簡単に解決しないってこと、でも市場ではどんどん使用量が拡大していってるってことだけは、覚えておいてくださいね。
それでは〜!
《参考文献》
RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)認証について(WWF JAPAN)
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