【食材】胃腸の強い味方!?大根の薬膳的な効能は?

学べる!薬膳コラム

こんにちは!
薬膳ライフアドバイザーのchikaです。

 

だんだん寒くなってきて、冬野菜もおいしくなってきましたね〜。
わが家でも煮込み料理やお鍋など、冬っぽい料理が増えてきました。

 

そんな冬に欠かせない食材といえば、「大根」ですよね〜!!!
おろしを添えてもさっぱりもいいし、煮物にしても美味しいし、生でも加熱でも違ったおいしさが味わえる食材です。

 

「これでもか〜!!」というくらい、大根を食べる季節です。
どうせ食べるなら効能を知っておきませんか?笑

 

今日は「大根」の薬膳的効能についてまとめました。
よかったらチェックしてくださいね〜。

 

大根の薬膳的効能

《大根の性味》
五性:涼
五味:辛・甘
帰経:肺・胃
《大根の薬膳的効能》
・気の巡りをよくして消化を促す
・熱による痰を取り除く
・瘀血を取り除き、出血を止める
・停滞した気や上逆した気を下ろす
・胃腸の活動を穏やかにする

 

もう少し詳しくみていきましょ〜

 

大根は胃腸に優しい食材

大根の特徴は、なんといっても胃腸に優しいこと!
薬膳では「消食類」に属していて、消化を促す食材のひとつといわれています。

 

実際、大根おろしには多くの消化酵素が含まれていて、炭水化物もタンパク質も脂質もそれぞれ分解する酵素が含まれているのだとか。
胃もたれしそうな時は、生で使って酵素の特性を生かすのがおすすめです。
揚げ物や焼き魚など、いろんなものに大根おろしを添えてみてください。

 

また、大根は気を下ろす食材ともいわれます。
胃腸のつかえ・もたれ・吐き気・嘔吐・お腹の張りなど、胃腸に食べ物が滞ってる感じや、上に上がってくるような症状にぴったりです。
消化を促すのも食べ物を下に下ろす作業を手伝っているといえますね。

 

大根は熱を冷ます食材

大根は涼性で、「体の熱を冷ます」のも特徴です。
熱による痰を取り除く働きもあります。

 

肺の熱を冷ますのに向いているようで、黄色くネバっこい痰やのどの痛み、声枯れ、咳や喘息など、熱による肺の症状を落ち着かせてくれます。
これらが熱のせいだとはわかりにくいですが、黄色い痰やイガイガとしたのどの痛みは、中医学では熱と考えるんですね。

 

ただ、咳や喘息は熱以外も原因になるので、全体の症状をみて見極めることが大切。
やみくもに冷やさないように気をつけてくださいね。
乾いた咳や慢性的な咳だったら、熱っぽい症状かなと思います。

 

ということで、大根の薬膳的な効能でした〜!
いかがですか?
白くて水っぽくて栄養がないと思っているかもしれませんが、お腹の働きを整えるのにありがたい食材なんですね。
中国では養生三宝のひとつとして、冬を元気に過ごすために大切な食材ともいわれているんですよ!!

 

冬の大根、たっぷり食べましょ〜!

 

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