こんにちは!
薬膳ライフアドバイザーのchikaです。
体のお悩みは人それぞれですよね。
わたしに寄せられるご相談も、多岐にわたります。
ただ、その不調を分類すると、結局はたった数種類の体質だったりするんです。
それが中医学のおもしろいところだな〜と思ってます。
ということは?
基本の体質を覚えておくと、薬膳はかなり使いこなせるってことにもなります。
今回は、ある知人の話を例にあげながら、「知っておきたい基本の体質」についてお話ししてみます!
痔に漢方が効く??
「ちか、漢方わかる??」と知人に聞かれました。
何事かと思ったら、その方は10年以上も痔で悩んでいるのだとか。
それである商品を購入したら、生薬が処方されていたらしいのです。
(薬膳を勉強するときに中薬や方剤の勉強もしているので、多少の知識はあるんです)
中身をみてみると、当帰、紫胡など、どれも聞いたことのある生薬ばかり。
「なんでこんな中薬が使われているんだろう?」と説明書きを読んでいると、「痔」は瘀血(血の流れが悪いこと)が原因になるとわかり納得。
こんなところでも「瘀血」が原因になるんだと知り、「へぇ〜おもしろ〜い!!」と思わずつぶやいてしまいました。笑
そこで気づいたんです。
体質って、結局は数種類に分けられるんだよな〜と。
どんなに細かな悩みも、結局は「気の不足」とか「血の巡りの悪さ」とか「痰湿がたまってる」とか、そんな風に分けられる。
ここが東洋医学のおもしろさだなと思います。
ざっくり分けると8つの体質
今回は、どんな体質があるか、ざっくりと書いてみます。
・血虚 ➡︎ 血の不足
・痰湿 ➡︎ 湿の停滞
・気滞 ➡︎ 気の巡りが悪い
・瘀血 ➡︎ 血の巡りが悪い
・陰虚 ➡︎ 潤い不足
・陽虚 ➡︎ 冷え
・陽盛 ➡︎ 暑がりさん
大体の症状は、この体質で説明できるんです。
すごいと思いませんか?
ちなみに、体質はひとつとは限りません。
いくつかの体質が重なって症状を作っていることも多いです。
ただ、自分の体質の傾向を知っていると、日頃から気をつけることができるので便利です。
わたしの場合、産後は特に「血虚」が強く出ているので、意識してタンパク源を増やしたりしています。
五臓の視点からみると、さらによくわかる
「五臓」の視点も加えると、体質はさらに詳しくわかります。
五臓とは、体を動かして働かせる機能を5つに分けたもの。
心臓や肝臓、自律神経やホルモンなどいろんな臓器や働きがあるけれど、そういうのもざっくりと5つに分けちゃったんですね。
それが、「肝・心・脾・肺・腎」です。
五臓の働きを知っていると、体の状態がさらに詳しくわかります。
例えば、肝の弱りが「気滞」の症状を作ったり、「血虚」や「瘀血」などを招いてる可能性があるとします。
すると、「体質ケアをしながら、肝もいたわっていこうね〜」となりますよね。
つまり、「基本的な体質」と「弱っている臓腑」がわかれば、掛け算のように体質を把握することができるのです。
基本は、8つの体質や、5つの臓腑だけ。
この特徴をつかんでしまうと、薬膳(食事)での改善方法がわかってきます。
(食事ですべて解決するわけじゃないですよ!)
まとめ:薬膳は基本をマスターすれば世界が広がる!!
中医学って難しそうですが、結局は「基本」なんですよね。
それさえマスターできれば、本当にかなりいろんなことがわかってきます。
こちらのカテゴリでは、中医学や薬膳の基本をお話ししています。
よかったら読んでみてくださいね。
また、【はじめての薬膳】では、基本をしっかり学び、それを使って薬膳料理を考えていきます。
体系的に学びたい方は、こちらもご検討ください。
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