【五臓・腎の基本②】骨の弱りは腎の弱り?

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 腎の基本①はコチラ

【五臓・腎の基本①】老化は何歳から?腎のもつ力

 

 

「五行色体表」というものをご存知ですか? 

中医学を学び始めた方なら、いつまででも眺めていられる表です(笑) 

 

五行とは自然界にある「木・火・土・金・水」のこと。 

5つに分ける世界。五行学説。 

五行に自然界のこと、身体のことを照らし合わせて、それをうまーく表にまとめてあります。  

どうやったらこの表ができるのか、タイムスリップして見てみたいくらいです。

 

下の表が〈五行色体表〉です。

今回はこの表を使って、について深堀りしていきたいと思います。

中医学の基礎を理解したいなら、この表を眺めるのが一番手っ取り早いと思います。

 

まずは、五行色体表の一番下の行を見ておいてください。

水・冬・腎・膀胱・耳・陰部・骨・髪・恐(驚)…」などと書いてあります。

この一行が今から見事につながりますよー!笑 

 

「冬」に活発に。蓄える季節。


腎の大きな役割は、「腎精」を蓄えておくことです。   

腎の働きについて⇒【五臓・腎の基本①】老化は何歳から?腎のもつ力

 

腎精は人が生きていくために不可欠なもので、決して絶やしてはいけないものです。 

この「腎精」を、「冬」にたくさんに蓄えておくんです。

 

冬になると、動物は冬眠を始めますよね。

植物は枯れて、土の中で春を待ち構えます。

養分をしっかりと蓄えて、春に思いっきり芽吹くのです。

 

人間も同じで、冬に腎を活発に働かせて、せっせと営養を蓄えます。 

 

「水の臓」。膀胱と協力して、尿の生成や排泄をする。


尿を作るのは腎の役割ですが、膀胱は水分の再吸収や排泄をし、尿を溜めておく場所です。  

腎と膀胱によって、の管理をしているのがわかります。  

 

冬はトイレへ行く回数が増えますよね。

腎や膀胱が活発になりやすく、また弱りやすい季節だからだといえますね。 

 

「骨」を強くし、「脳」を育てる


腎精からは「髄」というものも作られます。

髄って聞くとどんなものをイメージしますか? 

 

 

髄とは、骨髄、脊髄、そして脳髄のことです。

この三つの髄を滋養する働きがあるんですね。 

 

つまり、髄によってしっかり滋養されたは丈夫!

そして、機能もちゃんと果たしてくれます。 

 

腎の働きに成長や発育が関係するとお話しましたが、それは髄が骨や脳を養ってくれるからだとも言えますね。 

 

「耳」や「髪」との関係


腎が蓄えた腎精で「耳」が滋養され、よく聞こえるようになります。

精が不足すると、蝉の鳴く声や金属が鳴るような耳鳴りが起こりやすくなるそうです。      

 

また、「髪は血の余り」という言葉があります。
髪は血によって滋養されるので、ツヤがある、量が多い、しっかり伸びる、などは血のおかげ。
血は精からつくられるため、腎の状態が髪に現れるともいえるんです。

 

歳をとると耳が遠くなったり、髪の毛が抜け、骨が弱くなります。 

老化のイメージは、まさに腎のことをさしていますね。 

 

「恐怖」が腎を弱める


感情も、臓腑の働きに影響します。
特に、腎は恐れる、驚く、という感情が苦手。 

 

ジェットコースターに乗る前に、目の前に待っていた子が恐怖でお漏らしていた…
という話を、薬膳の先生がされていました。

 

恐怖心が腎を弱らせ、排尿の機能や、髪に影響を与えます。 

失禁してしまったり、急な脱毛や白髪が起こるわけです。 

 

腎が弱ると、恐怖心が強くなります。 

先ほどとは逆のお話ですね。 

 

些細なことを気にしてしまう…すぐに驚いてしまう…という人は、もしかしたら腎が弱いのかもしれません。 

 

 

ということで腎と五行の関係をお話しました。 

 

最初の表に戻りましょう。

トイレが近くなる、髪が白くなる、耳が遠くなる…。 

老化につながるイメージの多くは、腎によるものだということ。
腎と老化の関係が、少し見えてきたのではないかなーと思います。

 

ということで、どんな食事をしたらいいの?という話に続きます。 

 

 

 

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