便秘が慢性化しちゃって…。便秘薬を使わずに解消する方法がないかなぁ。
そんな方に向けて、東洋医学的な視点から「便秘」について解説します。
漢方の世界では、「お薬を使うのは最後の手段」と言われるそうですよ。
こちらの記事を読んで、自分に合った便秘解消法を見つけていただけると嬉しいです。
・なぜあなたの便秘が治らないのか
・自分の便秘のタイプがわかる
・薬膳の勉強歴は3年。
・これまでのべ70名以上に体質診断やアドバイスなどのサービスを提供。
・お客様の慢性便秘を1週間で改善。
なぜ、あなたの便秘が治らないのか
ひとくちに便秘といっても、それぞれ原因は違います。
あなたの便秘が治らないのは、その方法が合っていないからかも。
実は、漢方的に見ると便秘にはタイプがあるんですね。
つまり、自分の体質に合わせた対策をすると、つらい便秘が解消するかもしれない、ということ。
今までの方法が間違っていなかったか、自分の体質はどのタイプか、チェックしてみてください。
便秘のタイプ
大きく分けると5つのタイプに分かれます。
・冷えタイプ
・ストレス(気滞)タイプ
・血不足(血虚)タイプ
・エネルギー不足(気虚)タイプ
そう、便秘にはこんなにタイプがあるんです。
あの子がいいと言っていたものも、自分には合わないかもしれないのです!
下で、体質別にチェックを設けました。
自分の便秘は何タイプか、考えてみてくださいね。
熱タイプ
熱によって便が乾燥している「実熱」と言われるタイプです。
□辛いものや脂っこいものが好き
□お酒をよく飲む
□口が渇く
□口臭がきつい
□尿の色が濃い
□ニキビができやすい
熱をとり腸を潤す食材がおすすめです。
白菜、パイナップル、こんにゃく、バナナ、セロリ、メロン、豆腐、ナス、トマト、りんご、など。
この他、「陰虚」という体質もありますが、対処法が少し異なります。
このタイプは陰が不足することで熱を持っているので、陰を補うことも大切です。
ほてりやのぼせ、寝汗などの症状が特徴です。
気になる方は、こちらをご覧ください。
冷え(陽虚)タイプ
冷えや老化によって腸内が冷え、便が進まないタイプです。
□排便が困難
□便意があまりない
□寒がり
□手足やお腹が冷たい
□下痢や腹痛が多い
□夏でもクーラーに当たりたくない
□尿の色が薄い
便意がなく、偏が太く硬くなるのも特徴です。
このタイプは温めることが大切。
くるみ、羊肉、鶏肉、エビ、カボチャ、ニラ、ネギ、香辛料などがおすすめです。
ストレスタイプ
ストレスで腸の蠕動運動が低下して、出にくくなっているタイプ。
□お腹が張りやすい
□ガスやげっぷが多い
□便秘と下痢をくり返す
□食欲に波がある
□旅行や会議前になると出ない
環境が変わったり、緊張状態にあると起こりやすいと思います。
こちらのタイプは、気の巡りを良くする食材がおすすめです。
大根、みかん、ジャスミン茶、ごぼう、らっきょう、カブなどがあります。
軽く運動してリラックしたり、腸を刺激するのも良いですよ。
血虚タイプ
潤いの素である血が不足することでコロコロ便になります。
川に水がないので船が進まない、と表現されることがあるそうです。
□肌や髪につやがない
□動機やめまいがある
□月経が遅れ気味or 経血の量が少ない
□舌の色が薄い
□顔色が悪い
このタイプは、血を補う食材を多めにとってください。
ほうれん草、人参、小松菜、レバー、黒ごま、ナッツ類などがあります。
気虚タイプ
便を出すパワー不足です。排便後にぐったりと疲れるのもこのタイプ。
□便秘はあるが出にくい
□排便後に疲れや汗が出る
□動くとすぐに息切れする
□顔色が悪い
□疲れやすい
□冷えやすい
便を出したり消化をするパワーにもなる、「気」が足りません。
気を補う食材を多めにとってください。
お米、さつまいも、山芋、じゃがいも、鶏肉、蜂蜜、椎茸などがおすすめです。
ということで、便秘タイプ別おすすめ食材でした。
まとめ:自分に合った食事をしているか振り返ろう!!
タイプによって合う食べ物、合わない食べ物があります。
例えば、冷えやすい陽虚や気虚さんがバナナを食べたら、余計に出なくなるかもしれないのです。体質を見極めるって大切ですね。
パーソナルなアドバイスもやってますので気になる方はご相談くださいね。
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