中医学的にみる「めまい」って?痰や脳への栄養不足のタイプ解説

学べる!薬膳コラム

時々めまいがするんだけど、原因ってなんだろう?めまいには種類があるのかなぁ?

という方に向けて、東洋医学的な視点で「めまい」について解説します。

 

【本記事の内容】
・東洋医学的に見る「めまい」の種類と原因
・痰によるもの、脳の栄養不足について解説
 
【本記事の著者について】
・薬膳の勉強歴は約3年。
・管理栄養士、中医薬膳師の資格を持ち、国際薬膳師の取得に向けて勉強中。
・これまでのべ70名以上に体質診断やアドバイスなどのサービスを提供しています。

 

中医学的にみる「めまい」の原因

古い言葉に、「体内に余分な水分(痰)がなければめまいが起きない」「体に必要なものが不足していなければめまいは起きない」というものがあるそうです。

 

余分なものが頭部への流れを邪魔したり、脳への栄養が不足してめまいが起こるってことなんですね。

 

中医学的な視点でいうと、めまいの主な原因は「痰によるもの」「脳への栄養の不足」「肝の症状」などがあります。

 

それぞれ症状が違うし、もちろん対処法も変わってきます。
今回は、「痰によるもの」「脳への栄養不足」2つのタイプについて解説します。

 

薬膳的にはどんな対処法があるかも含めて、めまいの種類を見ていきましょう。

 

痰によるもの

体に余分な痰がたまることで、気の巡りが悪くなりめまいがするタイプ。
「痰飲」「痰濁」と言われ、頭が重く感じるような感覚があります。

 

水分代謝が低下して余分な水分がたまり、それが痰となって体に悪さをするのですね。
なので、ぽっちゃりとした肥満体型、むくみ体質の方に多く見られます。

 

吐き気や胸のつかえ、お腹の張りなどお腹の不快な症状が多かったり、白い痰が多く出たりします。

 

水分代謝をする「脾」の働きが落ちていることが多いので、脾をいたわる食事が大前提。
冷たいもの、甘いもの、脂っこいものや味の濃い食事を控えることが第一歩です。

 

その上で、脾をいたわるものや、湿を取り除くもの、たまった痰を取り除く食材を多めに取りましょう。

 

脾をいたわるもの:
お米や山芋、じゃがいも、しいたけ、キャベツなど

穀類や芋類が多いですね。

 

湿や痰を取り除くもの:
豆類、海藻類、瓜類、里芋、大根、白菜、とうもろこしなど。

 

類やとうもろこしは脾をいたわり体を冷やさないのでいいですね。
(消化系が弱っているとお腹が張りやすいので、様子を見て食べてください)

 

栄養不足

気や血の不足や、腎精の不足によって起こります。
「気血両虚」「腎精不足」と言われるタイプ。
簡単に言うと、脳の栄養が不足している状態です。

 

めまいがひどくて朝起きられなかったり、元気が出なくて疲れやすいのが特徴です。

 

気を補うもの、血を補うもの、陰を補うもの(血や精は陰液のひとつです)を取りましょう。

 

気を補うもの:
穀類、肉類、芋類、キャベツ、しいたけ、ブロッコリー、蜂蜜など

 

血を補うもの:
レバー、にんじん、ほうれん草、落花生、ライチ、ぶどう、イカ、タコなど

 

陰を補うもの:
黒豆、黒ごま、卵、豚肉、牡蠣、貝類、クコの実など

 

ということで、めまいが起こる2つのタイプについて解説しました。他の症状についても、次回まとめていきますね。

 

 

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