疲れやすい原因は?薬膳的おすすめの食材と養生で体を整えよう。

疲れやすい人に薬膳的おすすめ食材&養生法 体質

朝起き上がるのもつらく、足を引きずるように仕事に行っていませんか?
少し家事をするだけで、ぐったり疲れていませんか?
慢性的な疲れのせいで、やりたいことを諦めていませんか?

 

今回の記事では、中医学の視点から「疲れ」についてまとめています。
自分の体質や習慣を振り返って、疲れにくい体作りをめざしましょう!

 

【本記事の内容】
・中医学的な疲れのタイプを知って、自分に合った養生を知る
・元気な体を作る薬膳的なおすすめ食材を知る

 

【本記事の著者について】
薬膳の勉強歴は約3年。
管理栄養士、中医薬膳師の資格をもち、国際薬膳師の取得に向けて勉強中。
これまでのべ80名以上に体質診断やアドバイスなどのサービスを提供している。

 

疲れって何者??

肉体疲労と精神疲労がある

日常的に「疲れた」と感じる人はとても多いですが、その疲れが何者か考えたことはありますか?
そもそも疲れという言葉自体が抽象的で、わかりにくいですよね。何を「疲れ」ととるかは本当に人それぞれ。

 

体力仕事をして疲れたのか、睡眠不足で元気が出ないのか、子供がいうことを聞かなくてため息をついてしまうのか
みんな同じように「疲れた」と口にしても、体の中で何が起こっているかは全く違うこともあります。

 

医学的には、肉体疲労と精神疲労の2種類があると言われます。自分の疲れが体力的なものなのか、精神的なものなのかを知ることは、養生の第一歩だと思います。

 

消耗すると疲れる

肉体疲労の原因の一つに、「長時間の労働や作業」というものがあります。
中医学の古典にも、そのことはちゃーんと記されていて○○しすぎると○○を損なう」という言葉があるんです。

 

その内容が以下の通り。

「長くものを見すぎると血を損なう。長く寝すぎると気を損なう。長く坐り(すわり)すぎると肉を損なう。長く立ちすぎると骨を損なう。長く歩きすぎると筋を損なう」

 

当たり前っちゃ当たり前な気もしますが、何事も長時間やるのはNGなのですね。
ついついやっちゃってること、ありませんか?
立ちっぱなしも、だらだら寝ることも、体を傷つけてしまうのですね。

 

精神面も体調に影響する

では、精神疲れはどういうものなのでしょう?
古典では、過度の感情も体に悪影響を及ぼすといっています。

 

「怒気は肝を損ない、喜びは心を損なう。思慮は脾気を損ない、憂は肺を損なって、恐は腎を損なう」

 

怒ったり、思い悩んだり…そういう感情が、あなたの臓腑を傷つけているかもしれないのですね。
一見関係ないようにみえる感情にも、体は素直に反応します。

 

思い悩んで胃腸の調子が悪くなったり、怒りすぎて頭が痛くなったり…。
そういう感情の浮き沈みがないか、自分の受け止め方や感じ方を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。

 

疲れやすい体質って?3つのタイプの食事と養生法

ということで、ここからは「おつかれタイプ」について、3つの体質に分けて説明しようと思います。
本当はもっともっと複雑なのですが、まずはこんな疲れがあるのね〜と知ってもらえればと思います。

 

それぞれ薬膳的なおすすめの食材や養生法ものせていますので、参考にしてくださいね。

 

パワー不足の「気虚」タイプ

疲れと聞いてまず疑うのは、気の不足(気虚)です。
「気」とは、目に見えないけれど体を動かすエネルギー、臓腑を動かすパワーになるものです。

 

なので、気が不足すると「力が出ない〜つかれた〜」と、ガス欠状態になるのです。
少し歩くだけで息切れしたり、家事をほんの少しするだけでどっと疲れが来るのは体を動かす「気」が足りないから。

 

気が不足している人は胃腸が弱いタイプも多くて、食後に眠気がひどかったりお腹が張る人もいます。

 

《おすすめ食材》
気を補う食材をしっかり取りましょう。
お米、干し椎茸、山芋、じゃがいも、栗、鶏肉、牛肉、タラ、イワシ、カツオなど

 

《養生法》
・あっさりとした食事をしましょう。
脂っこいものや味の濃いものは胃腸に負担がかかり、そちらにエネルギーを取られてしまい、食後に眠くなるなど疲れを感じやすくなります。

・頑張りすぎない。しっかり休む。
気虚タイプは、もともと虚弱な人も多いです。
自分は疲れやすい体質だとわかっているなら、無理はしないことも大事な養生法です。

頑張ることだけが偉いことではありません。本当に自分にとって大切だと思うことに力を注ぐためにも、他で力を抜いたり休んでバランスをとってくださいね。 

 

体を滋養できない「血虚」タイプ

血が不足した血虚タイプ。
気も同時に不足していることが多いので、さらに疲れを感じやすくなります。

血(けつ)は、体を滋養する働きの他に、精神を安定させる働きがあります。

 

それが疲れとどう関係するかというと、大きく関わるのが「睡眠」です。
実は、睡眠には精神の安定が必要です。なので、血不足で睡眠の質が悪くなりやすいのです。

 

眠りが浅かったり、なかなか寝付けないなどの症状が見られます。
寝ても疲れがとれないという人は、睡眠の質が悪い、つまり血不足があるかもしれません。

 

その他、集中力が落ちたり、物忘れがひどくなるなどの傾向も見られます。

 

《おすすめ食材》
血や陰を補う食材がおすすめです。
気を補うことも大切なので、「気虚」タイプで紹介した食材も一緒に食べてくださいね。
にんじん・ほうれん草・レバー・イカ・タコ・ぶどう・落花生・卵・牛乳など

 

《養生法》
・動物性のタンパク源(肉や魚)もしっかり食べよう。
血虚タイプさんは、たんぱく質をとれていない方も多いです。
気血を補うためには、お肉のパワーもぜひ取り入れて。
消化に良いようにあっさりした料理がいいですね。


・睡眠をたっぷりと。

血は寝ている時に作られます。睡眠時間が短いと血を消耗して疲れやすく、イライラなど気持ちも不安定になります。
夜遅くまで起きていると逆に目が冴えてしまうこともあります。眠くなったら寝るリズムを作っていきましょう。

 

ストレス疲れの「気滞」タイプ

長時間体を動かしたわけでもないのに疲れを感じる時は、精神的に疲れていることが多いと思います。
このように、モヤモヤとした疲れを感じるタイプは、気の巡りが悪い「気滞」体質かもしれません。

 

ため息が止まらない、喉に違和感がある、お腹が張って苦しい、なかなか眠れないという症状も見られます。


このモヤモヤ疲れには、肝血の充実度も大きく影響しています。
肝血の不足(肝血虚)で、気滞の症状も出やすいことを覚えておきましょう。

 

《おすすめ食材》
気の巡りをよくする香りの良い食材がおすすめです。
また、血の不足が気滞の原因にもなるので「血虚」タイプで紹介した血を補う食材も合わせて食べてください。
玉ねぎ、そば、大葉、ジャスミン、柑橘類など

 

《養生法》
・体を動かそう
気滞タイプの人は、体が緊張状態にあります。
ラジオ体操や散歩などで、体を動かすのもおすすめです。
自然を見るだけでもリラックス効果があるので、外に出かけるのもいいですね。

・季節に合わせて過ごそう
中医学には、季節に合わせて過ごす&食事をするという考えがあります。
例えば、冬は遅起きが基本です。そこで無理に早起きをしても、体は反発をします。
季節に逆らわずに過ごせば、体は自然と整っていきます。

 

季節の過ごし方は、「季節のゆる薬膳講座」で詳しくお伝えしています。そちらも参考にしてみてください。

疲れの原因は、実はとても複雑です。食事をチェックして、体質に合わせたパーソナルなアドバイスも行っていますので興味がある方はご相談くださいね!!

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